間歇泉のしくみ

世界や日本の間歇泉
火山活動の多い地域では同じような間歇泉が見られます。

別府温泉
(大分県)

ゲイシール
(アイスランド)

イエローストーン国立公園
(アメリカ)
間歇泉のしくみ
間歇泉とは、周期的に地面より吹き出す温泉のことです。鹿部の間歇泉は約10分間隔で15メートル以上もの高さまで噴き上がる、日本でも大変珍しいものです。

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間歇泉の温泉は地面より26メートル下から湧き出ているものです。113度の温泉がパイプの中をゆっくりと上がっていきますが、パイプの深さが26mもあるので、2.6気圧の水圧がかかり沸騰しません。

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100度を超える温泉が次第に上昇してきて、地表近くの水圧が低い場所までくると、沸騰し始めます。

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沸騰でできた気泡は、パイプの中の水圧を下げるので、より沸騰しやすくなり、温泉の湧き出す量が増えます。そして、本格的な沸騰が激しく起こり、温泉が勢い良く、空高く噴き上げられます。

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しばらく噴き上げると、噴き出しの勢いに温泉の湧き出す量が追い付かなくなるため、水位が下がり、温泉はパイプの外に噴き出せなくなります。このとき、温泉の温度も100度以下に冷やされ、パイプ上部に溜まるので沸騰が終わります。そして、1に戻ります。
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